峰不二子という女 第13話 最終話「峰不二子という女(後編)」感想・評価

とうとう最終回ですね。
今までの謎が解けて、これまでの話は
最終話の為の振りだったことが分かります。
第13話「峰不二子という女(後編)」です。
かなりとっ散らかっていますが、不二子の過去との決着はつくのかな。

アルメイダ伯爵との対決

白フクロウのアルメイダ伯爵には、
過去のトラウマが邪魔をしてどうしても逆らえない不二子。
それを支えて、
本来の不二子の姿を思い出させたのはルパンでした。
ルパンは、これまでの出来事の
本当の姿を既に分かっていたのですね。

ルパンによって、
本来の姿に戻って行く不二子はなかなか良かったですね。
やっぱり、恐怖で悲鳴をあげているだけでは
峰不二子とは言えないですからね。

アルメイダ伯爵は既に死んでいて、
真の黒幕が姿を現します。
この黒幕の少女が、
不二子の過去の姿として記憶されていた少女だったのです。
エンディングの少女も、
虐待や人体実験をされていたのもこの少女でした。

だから峰不二子の過去は謎のまま、という事になりました。

とても良い結末だと思いましたよ。
散々掻き回しておいて元通りなのかい!
と言う気もしますが、
不二子に変な過去があるより良いでしょう。

やっぱり、
峰不二子には謎の女の称号が切り離せませんからね。

次元VS五ヱ門

これは、大サービスですね。
手加減無し、ガチの対決です。
薬の影響下だと言うのは不満ですが、
それでも迫力十分でしたね。

特に、次元がマグナムの銃弾の軌道を
カーブさせたのは笑いました。
これに対応して五ヱ門も斬撃の軌道を変えて防ぎます。
お互いに相手の技量を認め合う姿も嬉しいですね。

ここで知り合ってしまっては、
ファーストシリーズでの五ヱ門との出会いと矛盾するので、
お互いにフクロウ頭と戦ったと誤認させているのですね。

まあ、それでも気が付きそうなものですが、
ギリギリセーフでしょうかね。

お決まりのパターンに続く

ラストは、やっぱりルパンは
不二子にあしらわれて、次元と一緒に去る、
というお決まりのパターンを披露してくれました。

「不二子ちゃ〜ん」
のセリフも出ましたね。
この「峰不二子という女」では初登場です。
嬉しいですね。

まあ、多少の齟齬は感じるものの、
ファーストシリーズに続く話としては、
よく出来ていたのでは無いでしょうか。

でも、一話完結のルパンテレビシリーズとしては
観ない方が良いですね。
全話が、最終回に向けての一つの話です。

そして、この最終話がぶっちぎりで面白いです。
まあ、これまでの謎やモヤモヤが
スッキリするので当たり前かも知れませんが。

色々と賛否両論のシリーズでしたが、
私は面白かったですね。

絵も絵画的で良かったですし、
一風変わったルパン三世シリーズとして、
一見の価値アリと思いました。

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