峰不二子という女 第11話「愚か者の祭」感想・評価

今回の主役はオスカーです。脇役の彼が暴れ回ります。
第11話「愚か者の祭」です。
純真で歪んでいる、狂気を孕んだ物語でした。
一体何が正常なのでしょうか。

オスカーが狂っている

峰不二子による連続予告窃盗事件が起こります。
どんなに厳重な警備をしても、不可解なほどアッサリと盗まれます。

銭形は、犯行の内容と手口から、
不二子の仕業では無いと推定し、警察内部を疑います。
結局これはオスカー警部補が不二子に化けて
犯行を重ねていたのです。
銭形は、その事が分かっていた様な節があります。

オスカーの銭形への歪んだ愛情は、
銭形に追われたい、求められたい、
という気持ちと、
銭形と情交を結んだ不二子への憎しみが混じり合い、
狂気の姿へと変貌したのでした。

第4話で不二子が銭形と寝た事が、
とんでもない影響を及ぼしていたのですね。

まあ、不二子と銭形がヤッちゃった事は
私もショックを受けたので、
オスカーの気持ちもちょっと分かります。
その気持ちが銭形に向くのは流石に分かりませんが……

ただ、今となっては、
それも本当だったのか疑わしいとも思います。
何が現実で、何が真実なのか、全話が終わるまで分からないですね。

ルパンと五ヱ門も活躍

ルパンと五ヱ門に面識が無いのが面白いですね。
ニアミスしても気が付かないのはちょっとドキドキしてしまいました。

ところで、五ヱ門が次々と木を斬り倒したり、
ルパンが爆弾の解除をしたりするシーンは圧巻。

やっぱり、こういう得意技のシーンは嬉しいですよね。

フクロウの暗躍

結局の所、オスカーもフクロウに踊らされていた、
という結末の様ですね。
いくら変態でも、死んでしまったオスカーは可哀相です。
オスカーに殺された警官はもっと可哀相でしたが……

このフクロウ達、五ヱ門を取り囲んで
行動を阻止した所を見ると、かなりのスペックですね。
ルパンに爆弾解除を失敗させたり、
不二子の潜伏先をモニターしていたり、
背後の組織の大きさを感じさせます。

この謎のフクロウと不二子の過去の謎が
絡み合ったまま最後の話に入る訳ですね。

今の所、不二子は使い物にならなそうですが、
最終話では活躍するのでしょうか。
次回が楽しみです。

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