ルパン三世2ndシリーズ第151話「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」感想・評価

可愛らしいバンが大活躍する第151話「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」です。
何だか宮崎駿ルパンを彷彿とさせるカーアクションでした。

絵が優しい感じがする

ルパン達の表情が、優しく描かれている様に感じました。
やっぱり宮崎駿作品に近い印象でしたね。

最終回やアルバトロスの絵に寄っていると思いました。
もちろん宮崎回は大好きなので大歓迎です。

車が可愛いくて高性能

この話の殆どがカーアクションで占められています。
それも、ルパン達が乗っているのは小さなバンです。

車が小さく描かれていて、
フロントウインドウから見える顔が大きく見えます。
お馴染みのミニクーパーを彷彿とさせますね。
非常に可愛らしいです。

しかし、この車は高性能。
道無き道をグングン進みます。
森も水中も、大ジャンプもOK。

このカーアクションはルパンならではですね。
嬉しくなます。

次元と五右ェ門はお人好しなの?

不二子に気に入られる為だけに、
大量の宝石を盗もうとするルパン。
バカバカしい理由に次元と五右ェ門は参加を拒否します。

それでもルパンのピンチには駆け付けて、
無事に銭形から助け出しましたが、
不二子は捕らえられてしまいます。

ルパン逮捕の罠を張る銭形。
罠がある事を察知した為に、
次元と五右ェ門は何度もルパンに計画の中止を勧めます。

それを全く意にかけないルパン。
次元と五右ェ門が、止めよう、
と言っているのに、ルパンは平然と
次のステップの話を返しています。
そして、無視されている事を気にせずに
ルパンの質問に答える次元。

会話が噛み合っていないのですが、
こんな感じが当たり前なのだ、
と視聴者は理解する事が出来ます。

嫌がりながらも、
仕方ねーなー、
って感じでしょうか。
基本的にルパンの思い通りになるんですね。
結局、次元と五右ェ門は
ルパンの計画通りに働く事になるのです。

この関係性が面白いですね。

テーマが絞れているのがGOOD

宝石を積んだトレーラーと
不二子を乗せた銭形のパトカーが、
ハイウェイを走ります。

そして、
その先にはICPOの仕掛けた罠が待っています。

ルパン達は、そのトレーラーを盗み、
不二子を救出しなければなりません。

今回の話はこれだけです。

この銭形の罠に集約される様に話が進んで行きます。

これだけテーマが絞られると、
とても分かりやすいですね。
最後に罠はどうなるのか?
と言う一点に興味が絞られて、
派手でコミカルなカーアクションと
軽妙なやり取りが場を繋ぎます。

場面が夜な事もあって、
一見地味な気もしますが、
とても面白い話に仕上がっていると思います。

あまり風呂敷を広げ過ぎない、
こういう話も良い、と思いました。

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