ルパン三世2ndシリーズ第47話「女王陛下のズッコケ警部」感想・評価

たまにはルパンも懲りた方がいいよね

ロイヤルクラウンを巡る、
ルパン達とイギリスの警部達のドタバタ話。
第47話「女王陛下のズッコケ警部」です。

酷く間抜けに描かれていますが、
このペッバー&ドーバーという警部達、
そこそこ優秀な様です。

最後は、ルパンにはちょっと
厳しい結末となりましたね。

酷い喫煙と誤認逮捕

公園で待ち合わせをしているモブカップルの男性が、
凄い量のタバコの吸殻を足元に溜めています。

長時間待っている、
という表現なのですが、
今ではありえない描き方ですよね。
子供向けのアニメにこんな喫煙シーンが
描かれる事はもうないんじゃないでしょうか。

時代を感じてしまいますね。

そのカップルが立ち去った後、
山となった吸い殻が燃え出して、
近くにいた銭形が踏みつけて消しています。
そこに通りかかったドーバー警部は、
吸い殻のポイ捨て禁止だ、
と銭形を逮捕してしまいました。

酷い誤認逮捕ですね。
そして、投獄。

最初は、銭形とペッバー&ドーバー警部の
顔合わせのエピソードかと思って観ていたのですが、
どうやら銭形を排除して、
ペッバー&ドーバー対ルパンの図式を作る為だった様です。

投獄が長引いて、
「どうして俺様がこんな目にあわにゃいかんのだ」
と叫ぶ銭形。

視聴者も同じ気持ちだと思いますよ。

デフォルメされたお国柄

丸々と太ったペッバー&ドーバー警部達。
フライドポテトを食べながら歩いています。

イギリス人は皆、
ビッグ・ベンの鐘の音に合わせて、
時間に正確に生きている

などと言いながら、痩せ薬を飲むドーバー警部。

そんなわけ無いのですが、
よくあるイギリス人のイメージなんですかね。
外国の漫画の日本が、侍と芸者だらけ
だったりするのと変わらないと思います。

とは言うもののドーバーが食いしん坊なのも、
ビッグ・ベンの鐘の音も、
後の伏線になっているのは面白かったです。

ハッピーエンドでスッキリ

久しぶりのハッピーエンドでスッキリしました。

お宝の王冠は、次元と五右ェ門が回収。
不二子に甘過ぎるルパンは、
ちょっとお灸を据えられる結果になりました。

次元と五右ェ門は、
よく毎回付き合ってられるよね、
と思う位に振り回されていますから、
たまにはこんなエンディングも気持ち良いですね。

ライフルのディテールが…

それから、次元の使っていたライフルの形が変だった
と思うのですが、ああいうものなんですかね。
望遠鏡にライフルがくっ付いている様な造りでしたが、
あれで撃てるのかな。

長距離精密射撃をしている、
という表現なら、
銃身を長〜くするとか、
コンピュータ制御系の銃にするとか、
他の表現の方が良かったですね。

スコープを大きくし過ぎるのは失敗だったと思います。

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