とうとう最終回が来てしまいました。
あっという間に観てしまうルパンシリーズでした。
第24話「世界解剖 後編」です。
ルパンとダヴィンチの夢の中対決です。
世界解剖とは言っても……
それにしても、
「世界解剖」
って物凄いタイトルですよね。
その内容は、イタリア全土で人々の人格を改造する、
という壮大な計画なのですが、
現実には殆ど動きの無い対決なんですね。
夢の中ですからね。
その代わり、
レベッカの夢の中に入り込んだルパンの人格は、
凄まじい冒険を繰り広げています。
何しろ、ダヴィンチが支配している夢の中ですから
ダヴィンチにとってはなんでもアリで
ルパンの邪魔が出来ますからね。
これは、ルパンにとっては
神様と戦っている様なもので、
とても勝ち目が有りそうには思えません。
それでも大逆転出来てしまうのは、
ルパンだからですかね。
無事にレベッカの心を取り戻しました。
この間、本体のルパンとダヴィンチは
現実の世界で立ち話をしている、
というギャップが面白かったですね。
レベッカがいい女になってる
ダヴィンチが倒れ、事件は無事に解決。
壮大な仕掛けの割に案外とアッサリとした結末に
少し拍子抜けした感じもありましたが、
その後が凄く良かった。
レベッカとルパンの別れのシーンです。
屋根の上の2人。
レベッカの顔付きは、明らかに以前と変わっています。
落ち着いたいい女の雰囲気が滲み出ています。
ワチャワチャしていた感じのレベッカでしたが、
最後はちゃんとヒロインしてくれました。
ハチャメチャな感じのした第1話の結婚式も、
ちゃんと意味のある出来事として落ち着きました。
そして、ルパンに惚れてしまったレベッカの前から
突然に姿を消すルパン。
本当にカッコ良く、ハードボイルドしていました。
ラストシーンは秀逸
ルパン達が立ち去るラストシーンは、
本当にカッコ良くて秀逸でした。
もう、ダヴィンチとの戦いとか
どうでも良くなる位でしたね。
駅のホームにそれぞれ佇む4人。
電車が通り過ぎる度に
不二子が、五ヱ門が、次元が、消えて行きます。
最後にルパンが残って、
何かするのかと思ったら、そのまま消えるんですよね。
地味でカッコ良くて、ちょっと寂しくなる様な……
本当に良いラストシーンでした。
思わず、
「おおぉっ」
って、声が出てしまいましたよ。
これで今回のルパン三世のテレビシリーズは終了ですね。
今回のシリーズは、凄く良かったと思います。
基本的には昔の名作が好きな私ですが、
十分に納得出来る、楽しめるシリーズだったと思います。
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