純粋すぎる人助けのお話
「ジャジャ馬娘を助け出せ!」は
ルパンが人道的な人助けをするお話です。
助け出される人は、マキタ・リエさん。
ルパン2世の相棒だった金庫破りのマキタ・ケンの娘です。
引退したケンの力を利用するための脅迫材料として、
元仕事仲間に捕らえられています。
ケンはルパンに娘の奪還を依頼したのです。
このリエがとんだ暴れん坊な上に、
事情を知らないせいで、ルパンに強力しないのです。
それでもルパンは
誘拐犯の汚名を着ながらリエを助けていきます。
徐々にリエもルパンに心を開いていきます。
そして、父娘の再会を果たして大団円です。
ジャジャ馬娘がクラリスを彷彿とさせる…かな?
とにかくルパンは女の子に優しいです。
これは一貫してブレないですね。
ファーストシリーズ後半の軽いノリのお話ですけど、
この部分はハードボイルドですね。
プライドの高いルパンが女の子のためだと、
平気で汚名を被る姿はカッコイイです。
感動しました。
この格好良さは、
カリオストロの城のルパンと被りますね。
リエもクラリスに見えてきます。
真偽の程は定かでないですが、
カリオストロのクラリスも
当初はジャジャ馬娘の設定だったそうです。
しかし、それだとアクティブな不二子と被ってしまうので、
大人しいお姫様に変えたそうですよ。
最初の設定は、このお話のリエが原型だったのでしょうね。
セリフが印象に残る
今回のお話では、
印象に残ったセリフが多かったですね。
管理人が一番気に入ったのは、
ラスト近くの次元のセリフですね。
「やれやれ、大円団か。
さて、ルパンを探しに行くか」
カッコいいですね。
相棒の事をちゃんとわかっていて、
フォローしているのが伝わって来ます。
それから、ルパンがリエの代わりに
下手くそな悲鳴を上げた時に、
「うむ。絹を裂くような女の悲鳴」
という銭形のセリフには笑いました。
他にも、リエが銭形に
ルパンが逃げたことを棒読みで告げる
セリフも良かったですね。
銭形は耳が悪いのかな。
とにかく、今回は、管理人が大好きな
お話の一つになっています。
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