ハードボイルドなルパンに哀愁が漂う
この「殺し屋はブルースを歌う」はファーストシリーズの中でも
一番ハードボイルド色の強い作品だと思います。
そして、ルパンファミリーのそれぞれの個性が
妥協することなく描かれています。
とことん女に甘い ルパン、
絶対的にルパンを支える 次元、
ストイックで孤高の 五ヱ門、
必ず利がある方につく 不二子。
この強烈な個性が、ルパン三世のお話を面白くしている
ということを、改めて感じてしまいました。
裏切りの不二子
命をかけて自分を求める男を裏切る不二子。
そのことを当たり前のように受け入れるルパン。
不二子が近づいたり裏切ったりすることを
自然の現象のように認めているルパン。
絶対裏切らない次元や五ヱ門と比べて、
ルパン三世の女性は自由です。
そして、これを受け入れる男たちは、厳しく、懐が深いです。
正にハードボイルドですね。
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