ルパン三世 Ⅳイタリアーノ第6話「満月が過ぎるまで」感想・評価

ルパン三世テレビシリーズPARTⅣの第6話
「満月が過ぎるまで」です。

今回の主役は銭形警部です。
銭形の渋い魅力が描かれています。

また五右衛門は出ないの?

主役が、次元、不二子ときたので、
てっきり五右衛門だとばかり
思っていたら銭形でした。

前回の予告のナレーションは五右衛門がやってましたけど。

それに、今回も五右衛門は全く出て来ません。
ちょっと五右衛門の影が薄いような気がします。

斬鉄剣はイタリアでは
分かりにくいのかもしれませんね。
ちょっとチートくさいですからね。

渋くてカッコイイ銭形警部

今回の銭型はカッコイイですね。
ルパンに出し抜かれる三枚目の役所が定着している銭形ですが、
今回はそれよりも信念を貫くカッコイイ男に描かれていました。
守ると決めた女性を守り抜くという格好良さだけでなく、
不二子の変装を見抜いたり、
ルパンの計画を見破ったりとクレバーな一面も見せています。

銭形の無骨なたたずまいが
ハードボイルドなテイストを生み出していて、
ファーストシリーズやカリオストロの城に
通じるものもあってとても面白かったですね。

それから、料理をしているシーンで、
トレンチコートは脱いでるのに
帽子を被ったままなのは笑いましたね。

別に、どうしても帽子が必要なキャラじゃない
と思うんですけどね。

タイトルが洒落てます

「満月が過ぎるまで」というタイトルは、
一種の伏線になっていました。

満月が過ぎるまでに隠し財産を頂きます、
と予告状を出したルパン。

予告を忠実に守るルパンは、
満月が過ぎてしまったことを理由に
お宝を目の前にして何も盗らずに退散します。
これはルパンの盗みの美学なのか、
それとも銭形の信念に感じるものがあったのか、
はたまた未亡人に対する同情なのか。
その全部かもしれませんが、本当のところは分かりません。
観た人の想像に任されているようですね。

いずれにしても
ここにタイトルが絡むのか~
と唸ってしまいました。

よく出来たストーリーですね。

今回も面白かったです。
このままのグレードで頑張って欲しいですね。

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