ルパン三世 Ⅳイタリアーノ 第21話「日本より愛をこめて」感想・評価

不二子が凄いのはみんな知ってるってば

イタリアシリーズなのに今回は日本が舞台です。
何故かワクワクしますね。
第21話「日本より愛をこめて」です。
このお話も本筋とは関係ない、
一話完結のお話でした。

今回の主役は不二子ちゃんです。
決して侮れない峰不二子の魅力が爆発していて、
不二子ファンには堪らない回になっていますね。

峰不二子という女

峰不二子の能力の高さについては、
ルパンシリーズを知っている
日本のファンから見れば
言うまでも無い事なんですが、
このシリーズからルパンを観ている
外国の人には分からないかも知れないですからね。
次元や五ヱ門は凄くても、
不二子はルパンに好かれている
見た目だけの女だと思われているかも知れません。

新しい視聴者に峰不二子というキャラを
分かってもらう為に描かれたお話なのかな、
と思いました。

ここ日本なの?

舞台となった日本の風景も、
完全に外国人のイメージに合わせてますね。

「せんと千尋の神隠し」に出て来た
湯屋みたいな温泉とか、
今や観光地にしか無い様な古い町並みとか。
極彩色の紅葉に、綺麗な富士山。

そういった背景を
わざと丁寧に書き込んでいるように見えます。
これ、狙ってやってますよね。

でも、不思議と違和感は少ないです。
ドタバタなストーリーとマッチして
本当に楽しいルパン三世になっていました。

次元と不二子のツーショット

雨の中の次元と不二子のシーンは痺れましたね。
この二人、仲が悪いはずなのに
大事な所ではちゃんとしているんですよね。

和服にキセルを咥えた次元大介が
ホントに渋くてカッコ良かったです。

これが雨の中で裏寂れた祠の前でのやり取り、
というのがまた渋い。

もっと長く観ていたいシーンでした。

セカンドシリーズの様なルパン三世

今回は、正にドタバタルパンど真ん中、
って感じのお話でした。
セカンドシリーズを観ている様です。

前回のシットリとした話との
ギャップが凄いですね。

それでも、どちらも面白く、
どちらもルパン三世の話だ、
と思わせてくれる所が流石ですね。

ルパン三世という作品の懐の深さを感じますね。

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