ルパン三世2ndシリーズ第99話「荒野に散ったコンバット・マグナム」感想・評価

散ったの意味が…

今回のお話を題名から予想したら
次元に何かあったのかと思いますよね。
荒野に散ったコンバット・マグナム

でも、そんな事はありません。

散らしたのはルパンですから。
ある意味本当に散っていました。

やっぱりハードボイルドだねぇ

今回のお話は、
ブランコ公国の隠し財宝奪取と
次元の果し合いの話が
同時進行で進んでいきます。

この、次元の果し合いの相手は
スノーマンというガンマン。
過去に次元が決闘に遅れて
決着がついていないという因縁があります。

まあ、でも
格が違うというか、
次元はあまり相手にしていない感じです。

でも、同じガンマンとして
過去に決闘をすっぽかしてしまった
相手に悪いと思っているのか
まともに相手をするつもりのようです。

この辺りは、
義理堅いというか
ハードボイルドというか、
彼らの世界のルールに忠実な
次元の人間性が出ていてカッコいいです。

五右衛門の若さが眩しい

その点、五右衛門はまだ若いのですかね。

次元の代わりに決闘をしようとしたり、
見届け人になろうとして
次元に断られたりしてます。

決闘と聞いて熱くなったり、
次元を心配したりして、
五右衛門も良い味出してます。

ルパンがおかしくなったのかと思った

分からないのはルパンです。

次元を信頼し過ぎていて
一周しちゃってるんでしょうか?

あろうことか
次元のマグナムを摺り取って
バラバラにして
脱出経路の道標にしてしまいました。

次元は、
相手の銃弾を避けながら部品を拾って、
マグナムを組み立てて
相手を倒さなくてはなりません。

これは酷い。
スノーマンにハンディあげすぎです。

俺の相棒ならこれくらい平気でしょ、
ってことですかね。

その割には
次元は早打ち0.7秒だって
間違えてました。

「早打ち0.3秒のプロフェッショナル」

っていうのは、
1stシリーズのオープニングで散々聞かされてましたけどね。

驚くほどの力の差

さて、決闘の結末は…

予想通りです。

スノーマンは、丸腰の次元に
弾を撃ちまくってひとつも当たらず、
マグナムを組み立て終わった次元に
一発クラって終了です。

力の差がありすぎでしょう。

マグナムの手入れをしながら
「今は互角」
なんて言って、五右衛門を心配させてたのは
次元の謙遜だったのかな。

突っ込むのも野暮ですが

このお手入れの時にマグナムを
バラバラにして組み立てていたのは、
決闘の時にマグナムが
バラバラになるフラグだったのですね。

まあ、アニメなんで
突っ込み出したらキリがないですが、
銃はオイルだらけで、
ちょっとの異物が挟まっても
マトモに撃てません。
あんな砂の上にバラバラにしたら
組み立てても撃てるわけないです。

管理人はガンマニアではないですが
まあ、一応一言言いたくなりました。

次元大介ファンには必見の力作

ところで、財宝奪取は
もうオマケみたいなものですね。
楽々成功ですが、
最後にはルパン三世らしい結末になってます。

いろいろ書きましたが、
アクションシーンも迫力がありますし、
次元もカッコ良かった。

セカンドシリーズを代表する
傑作のひとつと言ってもいいんじゃないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました