銭形警部のラブストーリー
第69話「とっつぁんの惚れた女」です。
愛の逃避行の様な展開です。
ルパン三世らしく明るく描かれていますが、
とても悲しいバッドエンドですね。
そりゃ弾が当たればね
いくら拳銃で撃たれても
一向に弾が当たらないメインのメンバーと違って、
普通は一発の弾丸で命を奪われるのですね。
今回のヒロインとも言うべき
銭形の恋の相手ローラは、
モブキャラの銃弾一発で死んでしまいました。
銭形には当たらなかった流れ弾で死んでしまったのです。
ギャグ要素の多いセカンドシーズンを観ていると、
拳銃どころか機関銃の弾も
滅多な事では当たらないので、
つい軽く感じてしまいますが、
弾が当たれば死ぬのです。
放送当時、ルパン三世を観ていた子供達にも
良い薬になっていたと信じたいですね。
そして、現在、ネットやDVDなど観ている子供にも、
現実の銃の恐ろしさを分かって貰いたいです。
さすが昭和一桁
銭形の恋は、不器用でコミカルです。
「おお、麗しのローラ。
この銭形、貴女を好きになっちゃったであります」
崖の上で1人で叫ぶ銭形。
もう、何とも言えませんね。
中身が小学生のおじさんですね。
これが成立してしまうのは、凄いキャラクターだと思います。
同じ銭形でも、「峰不二子という女」
の銭形とは全く違いますね。
比べて観ても面白いかもです。
カッコいい場面もあり
そうは言っても、所々、
銭形にも格好良い場面もありました。
ローラの遺体を抱いて歩くシーン、
廃ビルから立ち去り背後で爆発が起こるシーン。
黙っているシーンばかりですね。
どうしても口を開くと、
照れ隠しで変な事を言いますからね。
それがまた、銭形のキャラを立たせているんですけどね。
幾ら何でも不二子は……
もう、不二子の裏切りはデフォルトだ、
とは言っても、今回のは酷すぎると思います。
お金を貰ってルパン達を殺す、
という酷いものでした。
ルパン達は決して死なないので、
つい軽く感じてしまいますが、
実際には酷すぎますね。
流石に、これで仲間だとは言えないでしょう。
ローラの救出が間に合わなかったのも、
不二子の裏切りのせいだ、とも言えますしね。
なかなか良かった恋愛劇
色々と思う所はありますが、
この銭形のラブストーリー、
なかなか良かったのではないかと思います。
バッドエンドなのは悲しいですが、
銭形がチョットだけカッコ良く見えました。
まあ、ローラが生き残る、
という終わり方もあったとは思いますが、
これはこれで納得する事にします。
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