ルパン三世1stシリーズ第4話「脱獄のチヤンスは一度」感想・評価

シリーズNo.1ともいわれる作品!シリアスルパンの最高峰

これも印象に残る作品です。

管理人としては、
1stシリーズの前半を代表するお話
だと思っています。

「脱獄のチャンスは一度」を
No.1に挙げる方も多いです。

というのも、ルパンの
シリアスでハードボイルドな部分が
ギュッと詰まっている作品だからでしょう。

一年に渡る布石

特徴的なのは、
このお話だけで作品中の時間が
一年間も流れているところです。

アニメで、ルパンですから
脱獄なんて軽くやってしまっても
全く違和感が無いはずなんですが、
この時のルパンは、
髭を伸ばすためと、
脱獄の時の布石のために、
一年という時間をかけます。

「俺はルパンじゃない!あいつがルパンだ」
「入れ替わってるんだ」

ルパンはバカのように
一年間叫び続けます。
作品中では「キチガイ」って言ってます。
今なら放送禁止ですね。

そして、
たった一度の死刑執行間際の
脱獄のチャンスにかけるのです。

うーん、渋い…

映画のようなシナリオですね。

誇り高きルパン三世

全体がシリアスな作品です。

銭形に捕らえられ、
浮かれる銭形に屈辱を感じて、
傷付けられた誇りを取り戻すために
厳重な刑務所から単独で、
しかも丸腰で脱獄する
ルパンの姿が描かれています。

ルパンがバカみたいにしていたのは
このためだったのか〜

と、納得してスッキリします。

コミカルな部分もしっかりと

コミカルな部分は、
次元と不二子のドタバタですね。

ルパンを助けようとする不二子。
ルパンの気持ちを理解して
不二子の邪魔をする次元大介。

コミカルだけど、
不二子と次元のそれぞれの
ルパンへの思いが伝わってくる
良いシーンだと思います。

大隅正秋演出の真骨頂でしょうね。

何回観ても良い作品だと思います。

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