シリーズ後半は子供受けする内容に
ファーストシリーズも後半に入ると、
前半のようなハードボイルドタッチのお話が無くなってきます。
これは、放送当時の視聴率の関係で、
どうしても子供向けの作風の方が数字が良かったのでしょう。
当時の大人達は、アニメを観ない人が多かったですからね。
でも、そのおかげでルパン三世は
セカンドシーズンで大ヒットして今や、
国民的ヒーローですからね。
結果的には子供路線に変更して
大成功だったといえると思います。
ちょっと消化不良気味だけど何とかハッピーエンドで
さて、今回のお話ですが、
ルパンと不二子の騙し騙され協力したり、
裏切ったりの微妙な関係が続いていきます。
ただ、今回のルパンはどうにも
行き当たりバッタリで子供っぽいですね。
簡単に不二子の挑発に乗って失敗ばかりです。
結局、何も盗れなかったけど、無事に逃げられて良かったね、
という結末を迎えます。
大分追い詰められてからの脱出なんで、
ハッピーエンドなんですけど、
ちょっと消化不良気味ですね。
やっぱりルパンは、
やられてるようでも実は計算のうちだったり、
ダメフラグを回収して大逆転とかを期待してしまいます。
ルパンが捕まらないのは当たり前なんで、
もう少しプラスアルファの爽快感が欲しかったですね。
いささか悪役が過ぎる敵役
それにしても敵役の宝石店の連中は悪すぎるでしょう。
いくら密輸ダイヤに絡んでいるとはいっても、
機銃で民間機を撃ち落としたり
大人数で銃をうちまくったり、
小屋を爆破したりは酷すぎます。
この時代は、漫画だから…
ということで緩かったのでしょうか。
テレビ放映とは思えない内容です。
レアなオープニングが嬉しい
ところで、オープニングテーマの
ナレーションが、変わっていました。
今回だけルパンではなく
銭形が登場人物の説明をしています。
内容はルパンがやっている自己紹介の
パターンとさほど変わらないのですが、
銭形警部の立場からルパン一味を語っていて面白いです。
管理人はこのオープニングを今回初めて見ました。
こんなのあったんですね。
オープニングやエンディングは飛ばして観てることが
多いので気が付かなかったのですね。
新しい発見は嬉しいですね。
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