ルパン三世PARTⅢ 第13話「悪のり変装曲」感想・評価

噂の問題作!分からないで済ませる訳にはいかない

最強最悪の問題作です。
悪のり変装曲」は評判もいろいろですが、
良くも悪くも印象に残る作品であることは間違いないです。

とても子供向けとは思えない難解な作品ですが、
何故か気になるんですよね。

やっぱり訳がわからない

テンポはいいし、
面白くない訳ではないですけど、
意味がよく分からないんですよね。

普通に観てしまうと…
初見で理解するのは難しいと思います。

まあ、理解する必要があるのかどうか…
あんまり考えないでOKというのもアリだと思います。
とはいうものの、何か引っ掛かります。

難解なのはカラスでしょうかね。
ネット上でも様々な見解がUPされてますね。

細かいツッコミは無しで…

細かい事をいうとキリがないので、
大まかな事でいいんじゃないですかね。
鈴木清順監督ですし、
いろいろと詰め込んで遊んじゃったのかな?

深読みすると訳が分からなくなりそうです。

でも、折角ですからこの話の
個人的な解説を書き留めておこうかと思います。
完全な個人的感想ですのでおかしな所はお笑いください。

完全ネタバレですので悪しからず。

当サイト管理人の解釈は…

不二子はニセモノ

この話の不二子は最初からマダム・ルイサの変装です。

だから、同じような
次元、五右衛門、不二子のシーンが2回もあったんですね。

2回目の不二子は本物かどうかは分からないですね。

次元は分かってた?

その最初の偽不二子のシーンで、
次元が不二子に太ったんじゃないか、
的な指摘をしています。

次元と五右衛門は不二子がニセモノと
気付いていたんじゃないでしょうか。

それでも敢えて疲れ果てて
覇気がなくなったルパンを預けてしまった。
腑抜けてしまったルパンの復活を
信じての荒療治なんだと思います。

だから、川のシーンでは五右衛門が現れて
ルパンを中途半端に助けています。
五右衛門の方がベタにルパンの心配をしますからね。
次元は、クールにルパンを信頼していて
放って置くときはほっときますから。

カラスの意味は…

悩ましいところですが、管理人は、
カラスはルパン自身なのではないかと思っています。
ルパンの欲望や執着心。
ルパンを怪盗ルパン足らしめている部分なんじゃないかと。

次元と五右衛門がルパンに取り戻して欲しかった
ルパンのギラギラした所です。

だからカラスは宝石を食べたり、
殺されそうになったルパンを助けたり。
カラスは敵の様に見せかけて、
ルパンに覇気を与えています。

ルパンがカラスを殺してその生肉を食べる
という衝撃のシーンもありましたが、
それでルパンは
「らしさ」
を取り戻していったんだと思います。

ラストシーンは…

そう考えると、ラストでルパンの目が
光った意味も辻褄が合うと思います。
カラスが現れる意味にルパンが気が付いたのでしょう。

中途半端なところで
話が終わってしまった印象がありましたが、
カラスの意味がそうであればハッピーエンドのラストシーン、
ということになります。

良くも悪くも日本映画的

管理人なりの解釈を勝手に述べてみました。

楽しみ方は人それぞれ、
ということでご容赦下さい。

このお話は、
分かりにくい日本映画を観たような気分になりました。
テレビアニメですからもうちょっと
分かりやすくしてもらわないと困ります。

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