罠に嵌められたルパンがスコットランドヤードからファイルを盗む話
第9話「ファイルM123を盗め」です。
コンパクトで良く出来た秀作だと思いました。
次元と五右ェ門のツンデレ
今回のお話で一番注目すべきは、
次元と五右ェ門のツンデレぶりでしょう。
罠に嵌められて爆弾のベルトを付けられたルパン。
スコットランドヤードに保管されている
M123のファイルを盗まなければ爆発して死んでしまいます。
ところが次元と五右ェ門は、
俺達の忠告を無視するからだ、
と協力を拒否。出て行ってしまいます。
それでも、何も言わずルパンに協力して、
最後は一緒に爆発で死ぬ決意までして見せました。
命がけのツンデレですね。
流石のルパンも目に涙を浮かべていました。
4人の銭形
スコットランドヤードに潜入する為に、
銭形警部に変装するルパン。
でも、似せてはいるけど声がルパンのままだなぁ、
と思っていたら本物登場。
そして、すぐに次元の声の銭形と五右ェ門の声の銭形が登場しました。
声がそのままなのは、こういう仕掛けだったんですね。
4人も銭形がいたら分かりにくいですからね。
視聴者が。
どれが本物か分からない……って、
顔の皮を引っ張ればよいのですが、
まあ、そこはスルーしましょうか。
過去が紙一枚で帳消し?
ルパンが盗んで来たファイルは、ただのコソ泥のファイルでした。
ルパンを嵌めた依頼人は、このコソ泥と同一人物。
整形して別人になっていたのですね。
自分の過去を隠す為に、ルパンを利用したと……
それにしても、犯罪者の過去のデータが、
警察署の保管庫の紙一枚、
っていうのは時代なんですかね。
ルパン三世セカンドシリーズでは、
散々、コンピューターが出て来ますが、
データ管理はやってない時代なんですね。
この後、ドンドンとデータ化が進んで、
ペーパーレスの時代が来るとは思っていなかったのでしょうね。
今回のお話も中々面白かったと思います。
次元と五右ェ門のルパンに対する友情の形も見られましたしね。
最後に、車で屋敷に突っ込むシーンはカッコ良かったですね。
かなりの秀作の回だと思いました。
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